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愛しのAssiniboine 最終日 [スキー]

夜は9時には寝てしまうけど、朝6時に起きるのが辛い。
それくらい体が疲れている。

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<尾西の白飯で作ったカレーピラフ>


8時半にテントを撤収し、覚悟を決めてアップダウンの連続であるBryant Creekをトレイルヘッドに向かって進む。

SANY0572.jpg


途中、漕がずに進める下りがあると、本当に嬉しい。
昨晩の処置にも関わらず、足はすぐに痛くなる。

トレイル上には、犬の足跡が残っていた。
これはきっとJakeの足跡だろう。
彼の足跡に「がんばれ、がんばれ」と励まされた。

3時間かかって8km進み、最後の食事をとった。

ここから150mのアップが2km続き、その先はクロカンコースを4km進む。
登りも辛いが、下りは足の指先がブーツにあたるのでとにかく痛い。
1歩踏み出すごとに激痛が走り、最後の方はビンディングすらはめられなくなった。

途中、つぼ足のハイカーに出会う。
彼らの方が我々より速い。
ワタクシ、スキーを履いている意味があるんでしょうか?

さらにデカザックを背負ったスキーヤーカップルが、猛スピードで迫ってきた。
一歩蹴り出す度に、ぐーんと距離を稼いでいる。
スキー歩行は本来そうあるべきなのに、私はパタパタと一歩ごとに進むだけである。

スキーヤー「昨晩はどこに泊まったの?」
私    「Bryant CreekのMcBrienキャンプ場」
スキーヤー「Assiniboineへ行ったのか?」

最後の質問をする時は必ず、彼らの声のトーンは上がる。
水とチョコをくれたWadenもそうだった。
それだけAssiniboineというのは、誰にとっても憧れの山なのだ。

SANY0575.jpg


あと2km、しもやんに「休む?」と聞かれるが、休んでしまうと歩き出しが辛いので我慢した。

2時半、予定通りトレイルヘッドにたどり着くことができた。
急いでスキー、ブーツを脱いで、靴に履き替えたものの普通に歩くことができなかった。

このスキーツーリングの余韻に浸れるのは、この痛みが消えてからだろう。

***
家に帰ってみると、左足の親指の爪が死んでいた。
両足のかかと、くるぶし、小指、足の裏は靴擦れで赤く腫れていた。
どおりで痛い訳だ・・・

靴擦れは翌日に痛みが薄れたが、親指の爪は立っているだけで痛い。
いつランを再開できるかなぁ。

Assiniboine Lodgeまでたどり着けなかったのは残念だけど、まぁそれはそれで仕方ない。
この4日間、天気に恵まれたことは幸いだった。

この先、機会があるかわからないけれど、できればもう一度冬に訪れたい。
もしその時おばあさんになってたら、ヘリで入ってLodgeに泊まるとしよう。
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コメント 2

かつ

読み応え有りました。お疲れ様です。
その後、足のけがの様子はいかがですか。大事にしてくださいね。
ロマンだけど、こういうことは自分にはできないので、ホントすごいと思います。
しもやんもぴーさんも経験豊富?じゃないとできないですよねー。
by かつ (2011-04-30 21:27) 

ぴーさん

かつさん
治りかけの靴擦れが、今はかゆくてたまりません(笑)
走っている人見ると焦りますね・・・(^^;
今回は天候が良かったのでラッキーでした。
経験はほぼゼロですが(!)、これまでの小さな積み重ねが生きたツーリングだったかなぁと思います。
by ぴーさん (2011-05-01 08:58) 

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