愛しのAssiniboine 1日目 [スキー]
スキーツーリングを始めた今年、2つの目標があった。
1つ目はWapta氷原小屋に泊まりながら縦走すること。
クレバスレスキューという1ステップ上の技術が必要で、自分達だけで行くのは無理だ。
アルパインクラブの初心者向けイベントに登録し、かつトリップリーダーの選考にも奇跡的に通り、「ついに来週だ!」というところで、なんとリーダー自身に不幸があり中止になってしまった。
ショッキングな思い出である。
2つ目は冬のAssiniboineを見に行くこと。
2010年夏のトレッキングで見たAssiniboineがあまりにも美しく、「次は是非冬の姿を見たいもんだ」とずっと思っていた。あともう一度満天の星空も。
ヘリで入ることも可能だが、できればテントを担いで。
その2つ目を実行に移す日がやってきた。
この週末は
・Good FridayとEasterという不思議な祝日のからむロングウィークエンド
それに加え、
・天気も良く、気温も高め、雪崩コンディションも比較的良い※
という好条件が重なった。
しもやんに電話でテント場を予約してもらったら、スタッフの人に、
「Shelterじゃなくていいの?どうしてもテントがいいの?このテント場はしばらくだれも泊まってないよ。寒いよ〜」と散々意思確認をされたらしい(笑)
木曜日は買い物やキャンプサイトのパスを取りに行ったりと、かなり忙しかった。
***
金曜朝9時、Mt. Sharkのトレイルヘッドに到着する。
カルガリーに来るまでKananaskisのことを知らなかったけれど、BanffやLake Louiseに負けない凄い場所だ。
特に雪を携えたMt. Sharkの冬景色は素晴らしく、スキーをする人が遊びに来たら「連れて行きたい場所No.1」である。
普段はクロスカントリースキーヤーで賑わうトレイルヘッドも、その日は出発直前に1組のクロスカントリースキーヤーが現れただけで静かだ。
ザックは夏のトレッキングとは比較にならないほど重く、「本当にこれを担いでスキーで登ったり下ったりできるのか?」と不安になるが「まぁなんとかなるでしょう」と10時にスタート。
1日目のゴールはBryant Creek沿いのMcBrien Camp Siteまでで、距離は14.3km、Elevation Gainが230m。
出発して2時間後、我々が下りに差し掛かった所で、デカザックを担いだ女性2人組のスキーヤーとすれ違った。
昨晩はBryant Creek沿いのShelterに泊まったということ。
デカザックを担いだ人に会うと、とても嬉しい。
この下りを最後に、あとはダラダラと緩〜い登りと下りがひたすら繰り返す。
最初の6kmを2時間で進んだので、「このペースで行けば4時くらいには着くかな」と思ったが甘かった。
事前に靴擦れを予想しテーピングを張っておいたものの、そこ以外の場所が次々と痛くなる。
段々口数が少なくなる。
手前1kmで斜度がキツくなった時は泣きが入った。
それでも我慢して歩いて17時半にようやくキャンプ場に到着。
木に遮られ、薄暗いキャンプ場で、これが夏なら「がっかり」といったところか。
食事はピザ。
生地から作るので手間はかかるけど、底はカリッと焼けて美味しかったよ。
この時期の日没は9時くらい。
陽が差している7時くらいまでは、外で御飯を食べていても寒くはなかった。
テントの中は寒くないので実に快適。
これならゆっくり眠れそうだ。
※そもそも雪崩リスクの低いルートではある
1つ目はWapta氷原小屋に泊まりながら縦走すること。
クレバスレスキューという1ステップ上の技術が必要で、自分達だけで行くのは無理だ。
アルパインクラブの初心者向けイベントに登録し、かつトリップリーダーの選考にも奇跡的に通り、「ついに来週だ!」というところで、なんとリーダー自身に不幸があり中止になってしまった。
ショッキングな思い出である。
2つ目は冬のAssiniboineを見に行くこと。
2010年夏のトレッキングで見たAssiniboineがあまりにも美しく、「次は是非冬の姿を見たいもんだ」とずっと思っていた。あともう一度満天の星空も。
ヘリで入ることも可能だが、できればテントを担いで。
その2つ目を実行に移す日がやってきた。
この週末は
・Good FridayとEasterという不思議な祝日のからむロングウィークエンド
それに加え、
・天気も良く、気温も高め、雪崩コンディションも比較的良い※
という好条件が重なった。
しもやんに電話でテント場を予約してもらったら、スタッフの人に、
「Shelterじゃなくていいの?どうしてもテントがいいの?このテント場はしばらくだれも泊まってないよ。寒いよ〜」と散々意思確認をされたらしい(笑)
木曜日は買い物やキャンプサイトのパスを取りに行ったりと、かなり忙しかった。
***
金曜朝9時、Mt. Sharkのトレイルヘッドに到着する。
カルガリーに来るまでKananaskisのことを知らなかったけれど、BanffやLake Louiseに負けない凄い場所だ。
特に雪を携えたMt. Sharkの冬景色は素晴らしく、スキーをする人が遊びに来たら「連れて行きたい場所No.1」である。
普段はクロスカントリースキーヤーで賑わうトレイルヘッドも、その日は出発直前に1組のクロスカントリースキーヤーが現れただけで静かだ。
ザックは夏のトレッキングとは比較にならないほど重く、「本当にこれを担いでスキーで登ったり下ったりできるのか?」と不安になるが「まぁなんとかなるでしょう」と10時にスタート。
1日目のゴールはBryant Creek沿いのMcBrien Camp Siteまでで、距離は14.3km、Elevation Gainが230m。
出発して2時間後、我々が下りに差し掛かった所で、デカザックを担いだ女性2人組のスキーヤーとすれ違った。
昨晩はBryant Creek沿いのShelterに泊まったということ。
デカザックを担いだ人に会うと、とても嬉しい。
この下りを最後に、あとはダラダラと緩〜い登りと下りがひたすら繰り返す。
最初の6kmを2時間で進んだので、「このペースで行けば4時くらいには着くかな」と思ったが甘かった。
事前に靴擦れを予想しテーピングを張っておいたものの、そこ以外の場所が次々と痛くなる。
段々口数が少なくなる。
手前1kmで斜度がキツくなった時は泣きが入った。
それでも我慢して歩いて17時半にようやくキャンプ場に到着。
木に遮られ、薄暗いキャンプ場で、これが夏なら「がっかり」といったところか。
食事はピザ。
生地から作るので手間はかかるけど、底はカリッと焼けて美味しかったよ。
この時期の日没は9時くらい。
陽が差している7時くらいまでは、外で御飯を食べていても寒くはなかった。
テントの中は寒くないので実に快適。
これならゆっくり眠れそうだ。
※そもそも雪崩リスクの低いルートではある
「早起きは三文の徳」の反対 [スキー]
少し寝坊した週末に出かけて、良いことがあったためしがない。
先週の土曜日もそうだった。
まず雪の降る朝、車でスキー場へ向かうと、ハイウェイを走って間もなく渋滞になった。
ピタッと止まるわけでもなく、ゆっくり進むので事故渋滞じゃない。
しばらくトロトロ走っていたら、案の定、除雪車が前にいた。
カルガリーの除雪車は、除雪車とは思えぬ早さ(80km/h)で走るけど、それでも渋滞になってしまう。
トロトロ渋滞を抜け、また20分ほど走ると今度は完全に止まった
事故渋滞らしい。
先週に引き続き、路肩で車が横転していた。
カルガリーを8時過ぎに出て渋滞に巻き込まれたので、滑り出しは11時近くなってしまった。
とりあえずWawa Bowlというバックカントリーエリアを滑ろうと歩き始める。
汗をかきながら25分くらい歩いたが、雪もコースも今ひとつ盛り上がりに欠けた。
一滑りして「今日はお弁当を持ってきていないし、初バイキングにしよう!」とウキウキしながらレストランに行ったら、「店内貸し切り」の看板が。
やむなくフードコートで「アジアンスペシャル」という炒飯とジンジャービーフのランチボックスを買ったが、ジンジャービーフは超しょっぱくて炒飯はなんと芯が残っていた。
アジア食文化に対する誤解を招くから、そのネーミングはやめるべきだ。
本当に。
昼ご飯を食べて「じゃぁDelirium Diveに1本行こう」となった。
例の「恐怖の入り口」に差し掛かる。
(「恐怖の入り口」について書く度に「写真を載せないと伝わらないよ」と思うのだが、自分の安全確保にいっぱいいっぱいで、写真を撮る余裕がない。)
前のグループがかなり苦労しており、一人は危うく板を落としそうになっていた。
同じ場所に立ったしもやん曰く「足下がツルツルで、先週よりもやばい」
私も足場の良いところまでゆっくり慎重に降りる。
もたもたする我々を抜いた人達が「あいつら、大丈夫か?」とセーフティーゾーンから心配そうに見ている。
なんとか柔らかい雪を見つけ、谷側の板を履いた。
「よーし、これで安心!」と「ぐっ」と体重をかけた瞬間に、ビンディングが「カチッ」
なんと履いたはずの板が外れ、カールに向かって滑り出した。
∑( ̄ロ ̄|||)ノォオオオオオ!!
今日はアルパインツーリング用の板で、TLTのビンディング。
これまでも斜めの場所で板を履き、ロックせずにそのまま体重をかけた瞬間に外れたことがあった。
先週自分が見た悲劇が、今度は自分の板で繰り返されようとしている。
ついに板が通路を越え、カールに向かった。
「さようならー、次を買う余裕はないよー(涙)」ヽ(TдT)ノアーウ…
と思ったら、通路を飛び出した板が角度を下向きに変え、なんと先端が雪に「ぶすっ」と刺さって止まったでわないか!w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
通路から上半身を乗り出せば、なんとか取れる位置である。
奇跡
しもやんに確保してもらいながら、「あと10cm、あと5cm・・・」と手を伸ばし無事に板を回収することができた。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
その後のDiveは楽しむ余裕などなく、転ばないようにゆっくり下るだけだった。
板が回収できただけましだったが・・・
帰りの車の中で「改めて振り返ると朝からついていなかった・・・」と思わずにはいられなかった。
先週の土曜日もそうだった。
まず雪の降る朝、車でスキー場へ向かうと、ハイウェイを走って間もなく渋滞になった。
ピタッと止まるわけでもなく、ゆっくり進むので事故渋滞じゃない。
しばらくトロトロ走っていたら、案の定、除雪車が前にいた。
カルガリーの除雪車は、除雪車とは思えぬ早さ(80km/h)で走るけど、それでも渋滞になってしまう。
トロトロ渋滞を抜け、また20分ほど走ると今度は完全に止まった
事故渋滞らしい。
先週に引き続き、路肩で車が横転していた。
カルガリーを8時過ぎに出て渋滞に巻き込まれたので、滑り出しは11時近くなってしまった。
とりあえずWawa Bowlというバックカントリーエリアを滑ろうと歩き始める。
汗をかきながら25分くらい歩いたが、雪もコースも今ひとつ盛り上がりに欠けた。
一滑りして「今日はお弁当を持ってきていないし、初バイキングにしよう!」とウキウキしながらレストランに行ったら、「店内貸し切り」の看板が。
やむなくフードコートで「アジアンスペシャル」という炒飯とジンジャービーフのランチボックスを買ったが、ジンジャービーフは超しょっぱくて炒飯はなんと芯が残っていた。
アジア食文化に対する誤解を招くから、そのネーミングはやめるべきだ。
本当に。
昼ご飯を食べて「じゃぁDelirium Diveに1本行こう」となった。
例の「恐怖の入り口」に差し掛かる。
(「恐怖の入り口」について書く度に「写真を載せないと伝わらないよ」と思うのだが、自分の安全確保にいっぱいいっぱいで、写真を撮る余裕がない。)
前のグループがかなり苦労しており、一人は危うく板を落としそうになっていた。
同じ場所に立ったしもやん曰く「足下がツルツルで、先週よりもやばい」
私も足場の良いところまでゆっくり慎重に降りる。
もたもたする我々を抜いた人達が「あいつら、大丈夫か?」とセーフティーゾーンから心配そうに見ている。
なんとか柔らかい雪を見つけ、谷側の板を履いた。
「よーし、これで安心!」と「ぐっ」と体重をかけた瞬間に、ビンディングが「カチッ」
なんと履いたはずの板が外れ、カールに向かって滑り出した。
∑( ̄ロ ̄|||)ノォオオオオオ!!
今日はアルパインツーリング用の板で、TLTのビンディング。
これまでも斜めの場所で板を履き、ロックせずにそのまま体重をかけた瞬間に外れたことがあった。
先週自分が見た悲劇が、今度は自分の板で繰り返されようとしている。
ついに板が通路を越え、カールに向かった。
「さようならー、次を買う余裕はないよー(涙)」ヽ(TдT)ノアーウ…
と思ったら、通路を飛び出した板が角度を下向きに変え、なんと先端が雪に「ぶすっ」と刺さって止まったでわないか!w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
通路から上半身を乗り出せば、なんとか取れる位置である。
奇跡
しもやんに確保してもらいながら、「あと10cm、あと5cm・・・」と手を伸ばし無事に板を回収することができた。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
その後のDiveは楽しむ余裕などなく、転ばないようにゆっくり下るだけだった。
板が回収できただけましだったが・・・
帰りの車の中で「改めて振り返ると朝からついていなかった・・・」と思わずにはいられなかった。
Delirium Dive シーズン2回目 [スキー]
日曜日は天気が良いというのでスキーに。
カルガリーを出発してから50kmほど進んだところで、事故渋滞していた。
今年は事故に良く出くわす。
30分待って解消したが、事故っていた車を見てびっくり。
でっかいトレーラーが路肩でひっくり返っていた。
ゴンドラでは50代くらいの夫婦と乗り合わせた。
旦那さんの方がかなりスキーフリークなのか、立ち上がって外を覗くなど落ち着きがない。
スキー場のサービスセンターに電話して、オープン状況まで確認している。
続いて、我々の装備を見て「Diveに行くのか?」と話しかけてきた。
「そうだ」と答えると「一緒に行ってもいいか?」と聞いてくる。
装備はあるけど、Buddyがいないらしい。
さらに「Wild Westに行ったことはあるか?案内するよ」とも。
一瞬「楽しそう」とも思ったが、いくらスキー場内とはいえダブルブラックのコースに初対面の人と行くにはリスクがあるなと感じた。
「うーん、どうしよう」と曖昧な態度をしているうちに、一緒に行く話は無しになった。
ストレンジャーたる我々への気さくな申し出を無にしたようで、チクリと胸が痛む。
さて今シーズン2回目のDive。
前回から雪が降ったので、石や岩が飛び出しているところが少なくなった。
人も沢山入ってかなり踏み固められているため、非常に滑りやすい。
雪質、急な斜面、長い距離、豊富なルート。
「恐怖の入り口」を除けば、やっぱりDiveは楽しい。
2本目、その「恐怖の入り口」を目の当たりにすることになる。
女性3人組が入り口の階段を下りて、スタート付近に向かって行った。
準備している様子を伺っていたところ、うち2人はどうも初Diveのようだった。
階段を下り、リッジに降り立った後は、雪で覆われた斜めの通路を数メートル歩くことになる。
幅2mほどの通路の右手は深いカールになっており、万が一落ちたら1000m下まで止まらなさそう。
そんな危険なところなのに、通路の境には境界を示す細い竹が1m間隔くらいで刺さっているだけ。
(昨年初めてここに来た時は、恐怖で身動きが取れず、板を履くまで10分ほど格闘した。)
案内役の女の子は板を手にもって、そこをブーツでガツガツ勇ましく下って行く。
しかし、その後ろを行くボードを持った子が、ツルッと足を滑らせお尻を着くと、そのまま「すーっ」とカールの方向に向かって滑り始めた。
踏ん張ってもボードのブーツでは止まらない。
下半身が通路を越え「カール側に落ちる!」と思った瞬間、なんとか例の竹を掴んで止まった。
そして竹を掴んだことによって持っていたボードを離し、ボードは遥かカールの下に勢い良く消えて行った。
「大丈夫?」と声をかけると「大丈夫!でもボードが無くなっちゃったぁ」
命が助かって良かったよ。。。
この「恐怖の入り口」については、しもやんと「意外と大丈夫なのかも」と言っていたのだが、「やっぱり大丈夫じゃなかった」という結論に。
この先、凍るなどしてコンディションが悪くなったら控えよう。
この後、ゲレンデに出ると前半の急斜面を一歩一歩蟹歩きで降りている女性に出会った。
確かに急だけど、他にも同じくらい急なゲレンデはある。
きっと天気が良くて下までずーっと見通せたっため、より恐怖心が煽られてしまったのだろう。
女性の旦那さんが、ずっと側で見守っていた。
こういうシーンに出くわすと、うかつに初対面の人とDiveには行くもんじゃないなと思った。
一緒に行く相手の力量を知らないと、お互いが危険に曝される可能性もある。
初対面の人を誘うというのは、人をフォローする自信のある超エキスパートか危険を認識しない人のどっちか。
ゴンドラのおじさんがどっちかは知らない。
一緒に滑ったら楽しい思い出ができたかもしれないけれど、やっぱり「一緒に行かなくて正解」と思わずにはいられなかった。
カルガリーを出発してから50kmほど進んだところで、事故渋滞していた。
今年は事故に良く出くわす。
30分待って解消したが、事故っていた車を見てびっくり。
でっかいトレーラーが路肩でひっくり返っていた。
ゴンドラでは50代くらいの夫婦と乗り合わせた。
旦那さんの方がかなりスキーフリークなのか、立ち上がって外を覗くなど落ち着きがない。
スキー場のサービスセンターに電話して、オープン状況まで確認している。
続いて、我々の装備を見て「Diveに行くのか?」と話しかけてきた。
「そうだ」と答えると「一緒に行ってもいいか?」と聞いてくる。
装備はあるけど、Buddyがいないらしい。
さらに「Wild Westに行ったことはあるか?案内するよ」とも。
一瞬「楽しそう」とも思ったが、いくらスキー場内とはいえダブルブラックのコースに初対面の人と行くにはリスクがあるなと感じた。
「うーん、どうしよう」と曖昧な態度をしているうちに、一緒に行く話は無しになった。
ストレンジャーたる我々への気さくな申し出を無にしたようで、チクリと胸が痛む。
さて今シーズン2回目のDive。
前回から雪が降ったので、石や岩が飛び出しているところが少なくなった。
人も沢山入ってかなり踏み固められているため、非常に滑りやすい。
雪質、急な斜面、長い距離、豊富なルート。
「恐怖の入り口」を除けば、やっぱりDiveは楽しい。
2本目、その「恐怖の入り口」を目の当たりにすることになる。
女性3人組が入り口の階段を下りて、スタート付近に向かって行った。
準備している様子を伺っていたところ、うち2人はどうも初Diveのようだった。
階段を下り、リッジに降り立った後は、雪で覆われた斜めの通路を数メートル歩くことになる。
幅2mほどの通路の右手は深いカールになっており、万が一落ちたら1000m下まで止まらなさそう。
そんな危険なところなのに、通路の境には境界を示す細い竹が1m間隔くらいで刺さっているだけ。
(昨年初めてここに来た時は、恐怖で身動きが取れず、板を履くまで10分ほど格闘した。)
案内役の女の子は板を手にもって、そこをブーツでガツガツ勇ましく下って行く。
しかし、その後ろを行くボードを持った子が、ツルッと足を滑らせお尻を着くと、そのまま「すーっ」とカールの方向に向かって滑り始めた。
踏ん張ってもボードのブーツでは止まらない。
下半身が通路を越え「カール側に落ちる!」と思った瞬間、なんとか例の竹を掴んで止まった。
そして竹を掴んだことによって持っていたボードを離し、ボードは遥かカールの下に勢い良く消えて行った。
「大丈夫?」と声をかけると「大丈夫!でもボードが無くなっちゃったぁ」
命が助かって良かったよ。。。
この「恐怖の入り口」については、しもやんと「意外と大丈夫なのかも」と言っていたのだが、「やっぱり大丈夫じゃなかった」という結論に。
この先、凍るなどしてコンディションが悪くなったら控えよう。
この後、ゲレンデに出ると前半の急斜面を一歩一歩蟹歩きで降りている女性に出会った。
確かに急だけど、他にも同じくらい急なゲレンデはある。
きっと天気が良くて下までずーっと見通せたっため、より恐怖心が煽られてしまったのだろう。
女性の旦那さんが、ずっと側で見守っていた。
こういうシーンに出くわすと、うかつに初対面の人とDiveには行くもんじゃないなと思った。
一緒に行く相手の力量を知らないと、お互いが危険に曝される可能性もある。
初対面の人を誘うというのは、人をフォローする自信のある超エキスパートか危険を認識しない人のどっちか。
ゴンドラのおじさんがどっちかは知らない。
一緒に滑ったら楽しい思い出ができたかもしれないけれど、やっぱり「一緒に行かなくて正解」と思わずにはいられなかった。
Wawaのシュート探し [スキー]
先週たどり着けなかったシュートを探しに、再びWawa Ridgeへ。
口コミで伝わるシュートのようで、ウェブでは場所が明かされていない。
You tubeに動画が1つだけあった。
この動画に一瞬写る地形とGoogle Earthから位置を予測しGPSへ位置情報を入力。
さぁ、たどり着けるか?
今日は天気も良く雪も最高なので、Ridgeへ向かう人が大勢いる。
頂上が見え始めた頃、同じくらいにスタートしたスキーヤーから、
「良いペースだね。頂上まで行くの?」
と話しかけられた。
ルーズなウェアだけど顔は若者って感じじゃなく、年齢不詳だ。
「今日はChuteを探しに来たんだ」と言うと、
「自分達だけで見つけるつもり?」
「そう、誰も教えてくれないんだ。秘密らしい。先週もこの斜面降りたけど見つからなかった。崖があってね」
「実はその斜面降りてもルートはあるよ。どこかは秘密だけど」
時間と労力はかかるけど、キーワードから自分達で見つけるのも楽しいさー。
(本当は、案内してもらえるに越した事ないと思っているけど)
彼の相棒と話したしもやんによると、彼らは我々とは違うシュートに向かうらしい。
しょっちゅう来ているそうだ。
頂上から元気よく飛び出して行った。
さて、我々は地図とGPSの位置を確認しながら慎重に前へ進む。
Ridgeからは見通しも良く雪質も最高
ここから崖を降りるルート探しに手間どったが、小さなシュートを見つけてやり過ごすことができた。
そこから林の中をトラバースして、ようやく目的地と思われる場所にたどり着けた。
家に帰って動画で復習してたら、ここはもう少しスマートに行けるルートがありそうだ。
登り含め、たっぷり2時間楽しませてもらった。
この後、まだ元気だったのでオカワリすることに。
しかし、途中で「やめときゃよかった」と後悔。
1本目とは違うシュート。
・・・夏は小滝のようだ。
ふぅ疲れた
口コミで伝わるシュートのようで、ウェブでは場所が明かされていない。
You tubeに動画が1つだけあった。
この動画に一瞬写る地形とGoogle Earthから位置を予測しGPSへ位置情報を入力。
さぁ、たどり着けるか?
今日は天気も良く雪も最高なので、Ridgeへ向かう人が大勢いる。
頂上が見え始めた頃、同じくらいにスタートしたスキーヤーから、
「良いペースだね。頂上まで行くの?」
と話しかけられた。
ルーズなウェアだけど顔は若者って感じじゃなく、年齢不詳だ。
「今日はChuteを探しに来たんだ」と言うと、
「自分達だけで見つけるつもり?」
「そう、誰も教えてくれないんだ。秘密らしい。先週もこの斜面降りたけど見つからなかった。崖があってね」
「実はその斜面降りてもルートはあるよ。どこかは秘密だけど」
時間と労力はかかるけど、キーワードから自分達で見つけるのも楽しいさー。
(本当は、案内してもらえるに越した事ないと思っているけど)
彼の相棒と話したしもやんによると、彼らは我々とは違うシュートに向かうらしい。
しょっちゅう来ているそうだ。
頂上から元気よく飛び出して行った。
さて、我々は地図とGPSの位置を確認しながら慎重に前へ進む。
Ridgeからは見通しも良く雪質も最高
ここから崖を降りるルート探しに手間どったが、小さなシュートを見つけてやり過ごすことができた。
そこから林の中をトラバースして、ようやく目的地と思われる場所にたどり着けた。
家に帰って動画で復習してたら、ここはもう少しスマートに行けるルートがありそうだ。
登り含め、たっぷり2時間楽しませてもらった。
この後、まだ元気だったのでオカワリすることに。
しかし、途中で「やめときゃよかった」と後悔。
1本目とは違うシュート。
・・・夏は小滝のようだ。
ふぅ疲れた
なかなか思うように行かない [スキー]
とある場所のトラバースがしたくて・・・
スキー場を登ってる図。
ゲレンデの脇を登るということが、どれだけ辛いかというのを身を持って体験した。
精神的にも肉体的にも。
トレイルヘッドから登ること2時間、高度差650mを歩き、ようやくリフト降り場に到着。
しかし予定はここで中止となってしまった。
Chic Scottの本によれば、まだトラバースがスタートしてないポイントで
笑うに笑えない・・・
ある程度危惧していたことだし、加えて情報収集を怠った結果なので、しかたない。
失意の中、クライミングスキンを外していたら、近くに立っていた青年が
「今日はあそこまで登るの?」と目をキラキラさせながら聞いてきた。
「・・・残念ながら、行かないんだ。」理由を話すと、
そうかぁ、今日は天気も良いし、最高の1日になりそうだったのに残念だね、よい1日をと去って行った。
彼は近くで我々の行動をしばらく見て、隣にいる彼女に「あの道具はあーでこーで」と説明していたそうだ。
きっとバックカントリースキーに興味があるのだろう。
その気持ちはすっごいよくわかる、我々も去年は彼と同じ気持ちだったからなぁ。
そうそう、私は今、自分がずっとやりたかったことをしているのだ。
彼のおかげで、少し晴れやかな気分になった。
まだ11時だったので、Sunshineへ向かう。
今度はゴンドラとリフトを使って、ビューンと700mアップ。
そこからboundaryを越えてWawa Ridgeへ登った。
この後、裏側に降りてみたが駐車場までのルートが見つからず。
少し彷徨った後に結局登り返した
・・・暗くなる前に駐車場に到着できて良かった
午前中を含めて累積で1000mアップ、距離23km(下り含む)。
最近は結構鍛えているんだけど、それでも帰りは疲労困憊だった。
先週に引き続き、なかなか思うように行かない1日であった。
スキー場を登ってる図。
ゲレンデの脇を登るということが、どれだけ辛いかというのを身を持って体験した。
精神的にも肉体的にも。
トレイルヘッドから登ること2時間、高度差650mを歩き、ようやくリフト降り場に到着。
しかし予定はここで中止となってしまった。
Chic Scottの本によれば、まだトラバースがスタートしてないポイントで
笑うに笑えない・・・
ある程度危惧していたことだし、加えて情報収集を怠った結果なので、しかたない。
失意の中、クライミングスキンを外していたら、近くに立っていた青年が
「今日はあそこまで登るの?」と目をキラキラさせながら聞いてきた。
「・・・残念ながら、行かないんだ。」理由を話すと、
そうかぁ、今日は天気も良いし、最高の1日になりそうだったのに残念だね、よい1日をと去って行った。
彼は近くで我々の行動をしばらく見て、隣にいる彼女に「あの道具はあーでこーで」と説明していたそうだ。
きっとバックカントリースキーに興味があるのだろう。
その気持ちはすっごいよくわかる、我々も去年は彼と同じ気持ちだったからなぁ。
そうそう、私は今、自分がずっとやりたかったことをしているのだ。
彼のおかげで、少し晴れやかな気分になった。
まだ11時だったので、Sunshineへ向かう。
今度はゴンドラとリフトを使って、ビューンと700mアップ。
そこからboundaryを越えてWawa Ridgeへ登った。
この後、裏側に降りてみたが駐車場までのルートが見つからず。
少し彷徨った後に結局登り返した
・・・暗くなる前に駐車場に到着できて良かった
午前中を含めて累積で1000mアップ、距離23km(下り含む)。
最近は結構鍛えているんだけど、それでも帰りは疲労困憊だった。
先週に引き続き、なかなか思うように行かない1日であった。