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Inglewood野鳥保護区、再チャレンジ [生活]

前回、カルガリーのダウンタウンにあるInglewood野鳥保護区に行った時は、大量の蚊に襲われ観察どころじゃなかった。
「この寒さ、さすがに蚊も減っただろう」と再チャレンジした。
調べるとビーバーやミミヅクがいるそうだ。
(近所のミミヅク家族の姿は、8月に入ってから見かけることがなくなってしまった[もうやだ~(悲しい顔)]
どこへ行ってしまったのだろう。。。)

ミミズクの場所は、ミミヅクがとまっている木の下でカメラを覗いている人がいたので、すぐにわかった。
小さめのが一匹。
_MG_4534.jpg

顔をこちらに向けてくれないので、バックショットしか撮れなかった。

顔を向けてくれないので移動すると、鹿の親子が川の対岸(ゴルフ場)をお散歩していた。
_MG_4544.jpg


公園の中の池を注意深く観察していると、水鳥ではない生物が水面をスーっと移動するのが見えた。
ビーバー?!
_MG_4575.jpg

池の中程までしっぽを上手に使って泳いでは、ちゃぽんと水中に潜って何かを探している。
20秒くらいで水面に現れ、岸の草影に上がって、何かを水で洗いながら食べている。

今カナダでビーバーと言えばジャスティン・ビーバーだが・・・
イタチ科のビーバーは、15世紀に欧州人と北米のアボリジニの間で始まった毛皮貿易の中心とも言える存在だったのだ。
この毛皮を巡って、交易ルートや拠点が作られ、戦争したり、アボリジニ文化が衰退したりと、カナダの歴史を語る上で無視できない存在なのだ。

あぁ、これがそのビーバーか!!(。p゚ω゚q。) ゚+。:.゚感動゚
近くにいた親子に「ビーバー、ビーバーだよ」と教えてあげる。

・・・しかしお父さんは子供に「あれはビーバーじゃない。『マ・・・』だね」と言って、非情にも過ぎ去った。
・・・今、ビーバーじゃないって言った?
ちょっと小さいし、しっぽの形がビーバーより細い気がするけど、でも水面に鼻を出して泳ぐ姿はビーバーそのものでしょ。

さらに我々が写真を撮りまくっていると、今度は散歩中の女性がやってきて「まぁ、あれはビーバー?」と聞いてきた。
「そうだと思う」と答えると、彼女は一緒に観察した後で、
「あれは『マ・・・』だと思うわ」と言って、過ぎ去った。

なんだその「マ・・・」って。ビーバー以外にしっぽを使って泳ぐカナダでメジャーな生物がいるのか?

たまたま公園ボランティアの人がいたので、撮った写真を見せて「これはなんですか?」と聞いた。
すると「これは判断が難しいけど、ビーバーかますくらっつね。大きさとしっぽの形で見分けるけど、小柄でしっぽが細かったらますくらっつ
ますくらっつ?

家に帰ってから調べた。

Muskrat(ネズミ科)
湿地で茂みのある池や湖で見かける。水面でビーバーと見分けるのが難しい。 ビーバーの半分のサイズで、ビーバーのしっぽが幅があり平べったいのに対し、ネズミのような細いしっぽを持つ。泳ぎで見分けるには、マスクラットのしっぽは左右にうねって動くのに対し、ビーバーはしっぽを水平に保つためよりスムーズに泳ぐ。


Wikiによれば、太平洋戦争中に毛皮目的で日本にも持ち込まれたそうだ。戦後は需要低下とともに遺棄され野生化し、畑に被害をもたらし問題になったらしい。
今は畑の減少と共に見ることはなくなったとか。

マーモットをポーキュパインと間違えたの続き、またやってしまった。
これから動物を見つけた時は、静かに観察して周りを巻き込むのはやめよう。

ところでInglewood野鳥保護区、間違いなくビーバーはいる。
_MG_4537.jpg

<証拠写真>

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でぶねこ

マスクラッツなんていうビーバーに良く似た動物が
いるんですね(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!
ビーバーってあんなに太い木までかじって倒して
しまうのですか(゜∇゜ ;)エッ!?
by でぶねこ (2010-09-20 12:47) 

ぴーさん

でぶねこさん
マスクラッツが日本にも居たというのが、さらに驚きですね。
そうなんです!ビーバーはかなり太い木までかじり倒します。
なので公園内のほとんどの木は根元から1mくらい金網で保護されていました。
たぶんビーバー除けでしょう。
by ぴーさん (2010-09-21 00:29) 

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